大阪市某区の地域包括支援センターの方から昨年末に相談の連絡がありました。
「担当しているご家族が猫の多頭飼育崩壊を起こしているが、飼い主さんが支援に拒否的で手術も里親譲渡のずっと了承してもらえなかった。ただ、今回猫の餌も買えないくらい経済的に困窮していて、今なら話を聞いてくれるかもしれないので、一緒に家庭訪問に来てほしい」
という内容でした。
一緒に家庭訪問に伺うと、玄関先までしか立ち入らせていただけませんでしたが、室内には一面のゴミと茶トラの猫たちでした。一見30~40匹以上いそうだと思いました。
医療支援をさせてほしい旨を伝えましたが、猫はきちんとお世話できているから支援は不要の一点張りで、ほぼ門前払いでした。
飼い主さんが支援を必要としてない状況下では、室内に立ち入ることさえ困難なので、福祉の方々に引き続き説得をお願いして撤収していました。
それから、9ヵ月が経ち、再び連絡がありました。
「飼い主さん(80代母と50代息子)のうち、お母さんが急死された。室内でかなりの頭数が亡くなっているようだが、室内の見て来てもらえないか。」
という内容でした。
すぐに現場に伺うと、息子さんが室内を案内してくれました。

室内には状態の悪い猫たちが居ましたが、かなり頭数は減っており、目視できたのはたった13匹でした。
話を聞くと、すでに数日前に十数匹の遺体を役場に引き取ってもらったとの事でした。
息子さんは障害があり、家の状況からも飼い続ける支援ができるレベルでは無いお家でした。
1匹だけキャリーに閉じ込められている猫さんがおり、福祉職員の方によると数年にわたってキャリー内で飼育されているとのことで、取り急ぎこの子を保護しました。

約2週間後に区役所から連絡があり、「息子さんも今日から緊急入院することになり、家が無人になる全頭保護してもらえないか」という内容でした。
正直、人もねこも一緒に支援プロジェクトは飼育支援がメインで引取りできる余力はほぼ無いのですが、家庭訪問もして顔を見ている子たちを切り捨てられず、対応することにしました。
元々経済的に困窮していると聞いていたのですが、実際は飼い主さんにはかなりの財産があることが分かったとのことで、猫たちの医療費や里親譲渡までのお世話等の費用として、1匹6万円の支払いを約束する覚書を区役所職員さんから取っていただきました。
夕方に伺い、まず14匹捕獲することができました。
ゴミ山に隠れてしまい、姿が見えない子があと数匹居る用だったので、捕獲器をしかけ翌朝確認にくると、3匹が捕まっていました。
合計17匹を動物病院へ搬送し、室内に取り残しの猫さんが居ないか、カメラと餌をセットして撤収しました。
結果、取り残しは無く、生き残り17匹を引き上げました。


大阪ねこの会の一斉手術会で、手術、ワクチン、駆虫、ウイルス検査を実施していただきました。
幸いなことに、全頭エイズ・白血病は陰性でした。
脱毛や口腔状態の悪い猫さんは、保護猫シェルターすいかさんちのご紹介で、動物病院に入院させていただいています。
たった1日で、17匹の保護場所を確保する為、繋がりのあるボランティアさんが協力くださいました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
預かりの子たちは移動したりしています。短期間でも預かってただいた頭数を記載しています。(2024.11/14更新)
みやちか様 1匹 引取り
ネコリパブリック大阪熊取店様 3匹 引取り 2匹預かり
COKA animal rescue様 1匹 引取り
ほごねこクリニック様 2匹 預かり
ねこから目線。様 10匹 預かり+譲渡サポート
保護猫カフェもっちゃり様 1匹預かり
保護猫カフェCatspace様 1匹預かり
譲渡型保護猫カフェhanta様 1匹引取り
すいか様 要入院治療の状態の悪い猫 6匹の入院支援
合計17匹
引取り以外の12匹は、検疫期間が終わり次第、里親募集をしていきます。
とても人懐っこい可愛い子たちが多いです。
里親や一時預かりボランティアにご協力いただける方は、ぜひご連絡ください。
※引き取りで里親募集してもらえる場合は、飼い主さん(入院中)から、1匹6万円の支出の約束は区役所の方が仲介して受け取り済みですので、既にかかっている医療費を引いて5万円はこれからかかる治療費や経費としてお渡し可能です。
預かりボランティアさんの場合は、フードや猫砂など消耗品費、医療費をこちらで持ちますので、お世話を全力でお願いいたします。
担当小池:050-1808-6766
公式LINEからも連絡可能です↓
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キャパオーバーに頑張って活動しております。
寄付で応援いただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!