多頭飼育崩壊の背景や支援について、福祉職の方向けにここ数年研修会の講師依頼をいただくことが増えてきました。
研修では、多頭崩壊に陥りやすい方は、経済的に困窮している方、高齢や障害等で社会的に孤立しがちな方といった特徴があります。そういったリスクの高い方が猫の飼育をされていたら、不妊手術をしているか確認していただき、もし未だしていないようであれば、早めに相談してください。と伝えていました。
多頭【崩壊】になる前に、数匹の段階で予防的に支援に入れるような、福祉職の方との連携体制が取れるようになりたいと常々思っていました。
ただ、正直なところ、初めの1〜2年はあまり効果を実感できる機会が少なく色々悩んでいましたが、昨年くらいから多頭飼育崩壊前に相談をいただけるケースが増えてきました。
今回は、大阪市某区のケアマネさんから成猫3匹、子猫2匹のケースの相談をいただき、成猫3匹の不妊手術支援と、子猫を里親に出す為のウイルス検査や駆虫の通院支援を実施しました。
オス猫2匹を3/27に、母猫さんと子猫を4/26に通院サポートしました。
母猫さんの写真だけ撮影しそびれていました・・
不妊手術費はNPOで負担し、里親に譲渡する子猫の医療費は飼い主さんに負担していただきました。
子猫たちは相談してくださったケアマネさんのつながりで譲渡先が決まったそうです。
事態が深刻になる前の予防的支援が広がっていくといいなと思っています。
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