人もねこも一緒に支援プロジェクトで支援している猫76匹の多頭飼育家庭の猫たちの一斉不妊去勢手術まで、あと16日となりました。
以前Amazon欲しいものリストを作成して支援を呼びかけたところ、沢山のフードを複数名の方からご支援いただきました!
本当にありがたかったです。でも、その反面、洗濯ネットがまだまだ足りていません・・・。
なんでだろう?と考えたんですが、やっぱり、「フード」って用途のイメージがつきやすい。「洗濯ネット」って、きっと用途のイメージがつきにくいから、支援されにくいんじゃないかと思いました。
ですので、知っておいて損はない「猫保護に役立つ洗濯ネットの使い方」を紹介したいと思います!
猫活動をしているボランティアからしたら、当たり前のことですが、人ねこケアPJは、対人援助職系の方に関心を持ってみていただいているんだということも思い出し紹介したいと思います。
例えば、とても人慣れしていて抱っこができる猫さんがいたとします。
猫モデルはてっちゃん。ラフな格好で失礼します。
いくら慣れていても、長時間の抱っこは嫌がります。
人慣れしているかたといって、キャリーに入れず、段ボールや抱っこで動物病院に連れてくる方が少なからずいますが、突然の物音や病院の臭い、他の犬猫の鳴き声などに驚いて、病院前で猫が逃げてしまう。そんな事故が多くあります。
また、キャリーケースも万能ではなく、猫が本気で暴れたら出てしまいます。
そこで、「洗濯ネット」の出番です。
洗濯ネットは、目が粗いもので、60×60くらいのサイズが理想です。
小さすぎると猫に負担ですし、目の細かすぎるものは、熱中症の危険や穴が開きやすいという欠点があります。
これは、今回Amazon欲しいものリストから匿名の方が20個支援して送ってくださったものです。
あと、60個必要です・・・。
この中に、猫さんに入ってもらいます。
そうすると、抱っこした時にとても落ち着きます。
猫は視界が狭いことと、布などが体に密着していると落ち着きます。
もし、あばれても、洗濯ネットの端を確保すれば安定します。
この状態で、キャリーケースやケージに入れて病院へ運びます。
災害時にキャリーケースが容易できない、あるいは多頭飼育で1匹ずつでは運べない状況だったとしても、洗濯ネットがあれば段ボールや大きな洗濯籠で移動可能です。
災害時に、レスキュー隊の方が洗濯ネットで猫を保護するシーンは話題になりました。
http://animalive.me/pickup/rescue-cats-rescue-kinugawa-flood-with-a-washing-net
これで、仮に道中で猫がパニックになり、キャリーケースから逃げてしまったとしても、再捕獲が簡単にできます。
もし、洗濯ネットに入っていない状態で猫がパニックになって逃げたとしたら捕獲はとても困難です。
分かっていただけたでしょうか?
安全に猫を動物病院へ連れていくには、洗濯ネットは大事なアイテムなんです。
猫を飼育している方も、災害時用に大きな洗濯ネットを頭数分用意しておくことをお勧めします。
というわけで、Amazon欲しいものリストから、ご支援をいただければ幸いです!
あと、60個必要です!
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