“多頭飼育崩壊”と“貧困”、“動物虐待”と“児童虐待”、
“ノラ猫の過剰繁殖”と“繋がりが失われた地域”。
ゲスト:立命館大学 小池 英梨子 氏(人もねこも一緒に支援プロジェクト 代表)
猫が絡む問題に対応してきましたが、
どのケースも“人”の問題と密接に関わっていました。
動物問題は、人が作り出した問題であるがゆえに、
動物問題の近くには必ず人の問題が存在します。
したがって、人や地域に対して介入支援を行うことが不可欠でした。
また、“猫問題”改善に向け、介入する中で、お手上げ状態だった
“人の問題”が改善に向けて動き出すことも多々ありました。
猫を通して、人や地域、社会のシステムが動く、
それは、システム論やコミュニティ心理学の視点から捉えれば
納得できることでもありました。
「切り離しによる原因特定と取り除き」ではなく、
「包括的にとらえ、ちいさなシステムチェンジを行う」
猫から目線で動いた支援について、
具体的なケースの紹介と、
ちょこっとだけシステム論やコミュニティ心理学をベースとした
理論の説明をさせていただきたいと思います。
また、ご参加いただいた援助職の方の具体的に困っているケースなどあれば、
ぜひ教えていただき改善策について話し合いができたらと思っています。
日時:平成29年7月21日(金曜) 19時~21時00分
場所:キャンパスプラザ京都 6F 第1会議室
ゲスト:小池 英梨子 氏(人もねこも一緒に支援プロジェクト 代表)
立命館大学院応用人間科学研究科対人援助額領域2015年修了
猫を切り口に、共生と共存社会のリアリティについて
研究公益財団法人どうぶつ基金に2年間勤務し、
犬猫の殺処分ゼロを目指す取り組みに従事。
現在は、立命館大学 衣笠独立研究科事務室 応用人間科学研究科 実験・実習相談室で
契約専門職員として勤務しながら、
「ねこから目線。」としてフリーで猫活動中。
NPO法人FLC安心とつながりのコミュニティネットワークに
「人もねこも一緒に支援プロジェクト」を立ち上げ中。
その他:※事前申し込み不要、無料でどなたでもご参加頂けます。
みなさまお誘い合わせのうえ、是非、お越しください。
学会HP